最近イラク/ロシアの戦況を伝えるニュ-スが影を潜めてマスコミはガザ地区の無情な戦況一色になりつつある。八丈島程度の広さの地域に200万人が住むというガザ地区でいよいよ地上戦が始まるとと伝えられている。イスラエル軍はガザのハマスを地上戦で一掃すると豪語している。今回のテロ的なハマスの奇襲攻撃は、ハマス一掃とは仮称で実際はガザ地区に住む厄介なイスラム人も一掃してすっきりさせたいと思っているはずだ。こんなイスラム絶滅の好機は無い、イスラム人を一掃すればガザなどという厄介な地区の存続も必要ない。ということで、ガザ侵攻地上戦は阿鼻叫喚の地獄の殺戮戦争になるのではと杞憂してしまう。
イスラム/イスラエルの戦いは、国土の取り合いだけでなくユダヤ教とイスラム教の宗教戦争でもある。これにアラブ国が加わると、三つどもえ、欧米が加わると四つどもえ。数万人の命が虫けらのごとく消えていくのではないか。白人は白人が殺されないと余り真剣に命の重さを感じないので、欧米は、この戦いの火の粉が自国に及ばないか、ヒヤヒヤしながら見ているに違いない。
イスラエルの地上戦は秒読みのようだが、何千何万のイスラム人の命が今秒読みで抹殺されようとしているのに、世界の権力者は誰もこれを止めようとしない。阿鼻叫喚の地獄絵が今描かれようとしている。これが人間の業なのか?