先週金曜日に、SUBという知らない銀行が破産したとかで、俄かに市況が弾んでいる。こんな名前の銀行、日本人なら知っているのは10人に1人もいない無名の銀行。総資産は25兆円を超えるというから、金額的にはかなり大きい。今日もこの銀行と似た業態の米国の銀行が又1行潰れたとか。米国にはこれに似た業態の銀行が10行くらいあり、どこも株価が急落、まだ潰れる銀行が出てきそうな気配。潰れた原因は、FRBの急激な利上げ。資産の大部分を米国債で運用していたようで、米国債の急落で簿価損が大きくなり、急場をしのぐために株の増配を計画したが却って顧客の不安を煽りついに頓挫したようだ。国債の簿価損と言えば、日本では日銀。恐らく何十兆円と簿価損抱えていたと想像するが、今夜はこのショツクで国債利率が一挙に低下、今夜だと今まで0.5%以上に張り付いていたのが10年債で0.3%を割っている。日銀は半官銀行で更に自分で紙幣を増刷出来るので、キャツシュが不足することは無いのだが、これで日銀幹部はニンマリ?
それにしても、こういうニュースは突然舞い込む。米国銀の急激な利上げでこんなことが起きるとは?体力の無い銀行が利上げで逝ってしまうということはロ-ンを抱えている貧乏人は更に大変だ。これでFRBは次回も0.5%の利上げと予想されていたが、大幅な利上げは苦しくなってきた。日本も4月から日銀総裁が交代し、年内には1%くらいの利上げがあると言われているが、庶民には物価高、増税に更にロ-ンの利上げと追撃されるとますます庶民は苦しくなる。
今のところ米政府は、リーマンショツのような事態にはさせないと言っているが、事態の推移を注視したいところだ。今後更に銀行のパンクが起きないか、救出者が現れるか?
☆ 一挙に春めいてきた。最近では日中20度。2月頃から、適当に撒いた野菜の種、ホウレンソウ、ネギ、枝豆とかの芽が最近出だした。昨夜の雨で一挙に野菜も力を得ただろう。
野菜とは別に、雑草も元気づき、目に留まった雑草を極力除去しているのだが、除草だけで毎日大変だ。柿の木も一斉に青葉の芽をだすと、目もくらむ緑の世界がやって来る。