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人殺しを国家が称える「戦争」という集団ヒステリ-  人間はいつまで弱肉強食の遺伝子を持ち続け殺し合いを続けるのか?

まだ続いているロシアのウクライナ侵略戦争。かってロシアはウクライナと同じようにアフガンを侵略して泥沼戦争に陥り10年続いた。かってのソ連は国家予算の4割を戦争に費やし、引くに引けない泥沼に陥り、経済の凋落と国力の衰えでソ連崩壊に至った。まだその記憶は多くのロシア国民の脳裏に焼き付いているはずなのに、なぜ又同じ過ちをロシア国民は黙認してしまったのか。NATOの日増しにかかる軍事的な圧力、それに耐えかねてロシアの指導者がヒステリ-を起こしてしまったのか。

 戦争状態というのは不可思議な状態である。人が人を殺すことを合法化し、沢山人殺しをするほど、国家はその殺人者を称えるという異常な国家行動。正常な普通の生活を営む社会では到底許されないのだが、時に人々は人殺しを歓喜しながら迎え入れるのだ。人間の中には、殺人が楽しい人が稀にいる。数年前に名古屋大学の女子学生が、なんの恨みもない人を、殺人の快楽のために殺した事件があった。人はこれを異常者と呼ぶのだが、戦争になると、異常者こそ称えられる。狂った国家は、当たり前に数多く、人はそんな国を当たり前に受け入れる。国は時々狂うのだ。いや、人間も時々冷静に狂うのだ。そして、長い人殺しの時間を過ぎて、やっとまともになった時、その取り返しのつかない残虐行為に恥、苦しみ、愚かさを反省し、しかし、それを忘れる間もなく、又狂人になってしまう、どうしようもない生き物であるようだ。

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 それにしても、人類史が始まってから何千年も経つのに、人は他人を傷つけ殺しあわないと、物事の決着をつけれないという。人間を殺さないで物事を決める手段はいろいろあるのだが。最終的には殺し合いで物事の決着を図るという狂気は止められないようだ。

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