今回の米国大統領選、前評判ではほぼ互角と言われていたのに、何故将棋倒しのようにトランプの圧勝で終わったのか?これは、米国程では無いが、日本にも該当する、格差社会への「革命」のノロシとも言われている。下位労働者の「復権の革命」とも称されている。ハリスが余りにも弱すぎたとも言われているが、元々無能呼ばわりされ、副大統領の時代には何も功績を残せなかったハリスを、痴ほう症状が顕著に出だしたバイデンに代わり、担ぎ出さねばならなかったいう苦肉の策のほころびがもろに出てしまったのだろう。
今、米国社会は極端な格差社会になっていると言われている。それを加速するインフレ、更に治安は悪くなるばかり。特に物価高は、下位の米国人の家庭経済を崩壊させているようだ。米国の中産階級の輝かしい時代とは、世界中に米国の工場から物が輸出された時代である。今は目を覆うばかりの惨状の米国の製造業、いわゆるラストベルトだ。トランプはこの下流労働者に目をつけた。貧困にあえぎ、物価高に苦しむ、この下位中産階級、彼らに焦点を当てた。そうだ、彼ら下流中産階級は、今の米国社会にマグマのような熱く大きな怒りを覚えている。米国製造業が盛んだった時代の中産労働者の繁栄の時代を知っている人々には、何故俺たちはこんなに貧乏になってしまったのかと、大きな怒りと苦しみを抱いている。下位労働者の繁栄と復権の革命をトランプに託したということのようだ。
まずは怒涛の如く流れ込んでくる中国の「安いモノ」を止めよう。ということで中国製品には6割の関税。隣のメキシコにも関税をかけよう。そうすれば、やや高くて品質もそんなに良くは無いけど、米国の製造業も成り立ち繁栄し始める。とかいう簡単な事では無いだろうが、トランブは、米国製造業の復権とその労働者の富を選挙公約にしたようだ。この辺は、テスラでも成功した、イーロンマスクの知恵を借りる予定なんだろう。民主党ハリスの陽炎のような公約とは違い、かって手にしていた目に見える公約、これが白人だけでなく黒人や南米移民の人々の心も掴んだのではなかろうか。
日本の製造業も凋落の一途である。MAXの昭和時代を最後に米国のラストベルトを20年遅れで追いかけているようだ。日本にも、貧困と格差に苦しむ下流中産階級の民意を捕らえた「和製トランプ」が出てきそう、いやかってのような製造国大国を取り戻すには、出てきてもらわないと日本は終わり。と思うのだがそれはいつになるか?「国民民主」?いや、大分違うように思うwww。
追伸)日本も米国も雇用の率でいくと殆ど失業者がいないように見えるが実情は惨憺たるものである。まず正規雇用者は半分以下。後の半分は最低賃金並みで働いている。年収200万?米国では、日本のインフレを遥かに超えて、年収700万でもアパ-トも借りれず車上生活とかホームレスとかいうのをニュースで見た。米国大金持ち3人分が米国の下流国民半分の資産より多いとか。これ昔なら、いつ革命が起こっても不思議では無い。そうだ、今は、民主的に下流国民の富裕への革命を起こす政治家が、求められているようだ...?
と、いつもながらに妄想してみましたwww。
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