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「いのちの停車場」 終末を迎えた時、覚悟は出来てるか 

 荒筋

東京の救命救急センターで働いていた、医師・白石咲和子(吉永小百合)は、ある事件の責任をとって退職し実家の金沢に帰郷する。久々に再会した父(田中泯)と暮らし、触れあいながら「まほろば診療所」で在宅医として再出発をする。「まほろば」の院長仙川徹(西田敏行)はいつも陽気な人柄で患者たちから慕われており、訪問看護師の星野麻世(広瀬すず)は、亡くなった姉の子を育てながら、仙川の下で働いている。ふたりは、患者の生き方を尊重する治療を行っており、これまで「命を救う」現場で戦ってきた咲和子は考え方の違いに困惑する。そこへ東京から咲和子を追いかけてきた医大卒業生の野呂聖二(松坂桃李)も加わり「まほろば」のメンバーに。「まほろば」で自分の居場所を見つけた咲和子。その時、父が病に倒れ・・・。父はどうすることもできない痛みに苦しみ、あることを咲和子に頼もうとしていた—。(C)2021「いのちの停車場」製作委員会

 重い題材をかき集めたようだ。吉永小百合主演ということで、久しぶりに見た。終末治療、在宅治療、安楽死。

 現在、日本の半分の人は癌でなくなる。癌は早期発見できれば殆ど助かる。逆に発見が遅く転移してしまった時はかなりの確率で亡くなる。日本の死亡者の半分が癌ということは、早期発見の機会が少ないということなのかな。

 人間であるかぎり、死は怖い。重度の癌と診断された時、おののき、恐怖、全く未知の世界、死後の世界、いろいろ考えてしまう。おいらも十数年前、紙一重の差で辛くも生き残ってしまった口であるが、重度の癌宣告をされた時はおののいた。まだ手術すれば助かる可能性のある癌宣告だったから、気持ち的にはまだ救いがあった。でも、当時、恐怖からMixiとかで、同様な症状の人の体験とか読み漁った。手術後もしばらくは、再発するのではないかという恐怖がつきまとった。在宅治療とは、現代の医療ではどうしようもない患者を、死亡するまでケアする治療の病院である。人間の死を何度も見るのは辛いものである。終末治療の医者の精神的なストレスは大変なものと推察する。そんな辛い仕事は嫌だから、在宅治療をしている病院は少ない。

 映画の最後の方で、父の安楽死まで出てきた。スト-リ-的に詰め込みすぎの感がある。安楽死は省いたほうが、スト-リ-としてはまとまったものになっただろうに残念。

 死後の世界は誰も知らない。死後の世界は宗教の分野だ。誰も全く知らない世界だから、各宗教は独自の死後の世界を描く。許されないのは、金儲けの手段にしている宗教も多いということだ。

  最近観た邦画の中では、なかなか良かった。5点満点で4.5は付けたいところだ。

 

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