MOTHER    トルコ版ドラマ 85シリ-ズ(約70時間) さすがに長かったな~

実の母に捨てられたつらい過去を持つゼイネプは、臨時教師として勤めることになった小学校で、メレクという生徒に出会う。メレクは年齢のわりに体が小さく、体のあちこちにあざと傷があったが、これはメレクの母シューレの恋人ジェンギズによってつくられたものだった。ある日、夜の街に一人でいるメレクを見つけたゼイネプ。その後も何度か会っているうちに人懐っこいメレクに対して、次第に心を通わせていく。そんな中、念願の研究チームに参加するため小学校を辞めることになったゼイネプは、メレクが忘れた手帳を返すためにメレクの家を訪ねる。そしてゼイネプはゴミ袋に入れられ外に捨てられたメレクを発見し、あまりの衝撃にメレクを自宅に連れ帰る。本当ならば通報してメレクを保護してもらうべきなのだが、どうしてもそうすることができなかったゼイネプは、メレクを虐待から守るため彼女を誘拐し、母親になる決意をするのだった…。ジャンルドラマオーディオ言語Türkçe

  同名ドラマの韓国版と二つも観てしまった。韓国版のドラマもそこそこ長かったがトルコ版は更にその3倍もあった。同じ素材をもとに国が違うとこんなにドラマの展開が変わるのか、お国柄を反映していて興味深い。韓国版は人間の心の奥をグリグリいじくる展開が好きのようでなかなか泣けたのだが、トルコ版はその面はやや荒っぽい。犯罪者と聖のような心を持つ人、貧者と金持ち、人間愛、家族愛と、子供を虐待する親、母親を虐待する父親。血を分けた親子と貰われた子供を差別なく愛する母親。母性愛。育児放棄。このドラマを観るとこんな用語が主要なストーリ-を担っているようだ。さすがに85シリーズは長すぎる。70時間くらい。60シリ-ズくらいから、同じストーリ-を繰り返しているようでちょつと食傷。長く引っ張った割に、最後はちょつとあっさり過ぎだ。

 まぁ、それでも結構楽しめた。ちょつとトルコ事情にも知識を得たかな。

 幼児虐待といえば、知り合いが犬の里親になって柴犬を譲り受けた。その犬、虐待された経験があるようで、1年絶ってもなかなかなつかないと言ってた。犬でも人間に虐待されると簡単にはその惨い経験を忘れることが出来ないとは意外だった。犬なんて、餌を毎日与えていれば、飼い主にすぐ尾っぽ振ってなつくと思っていた。