菅さんの負け戦を総括してみた?

今日の午後突如飛び出した菅さん退陣のニュース。昨日迄揺れ動いていた政局ニュースが混迷の極みにきたようだ。今のところ誰が飛び出すのか、ビールの栓が開かれたように一斉に今まで噂されていた候補者が有象無象に名乗りをあげだすかの展開。菅さんも意外に早く諦めたのに少し驚く。残り少ない選挙までの時間、選挙に勝てない錦の御旗を担いでいたのではたまらんと、派閥のボスも若手も一斉に手を引き出して裸の王様状態になってしまったようだ。権力の維持とははたから見ていてもなかなか難しそうだ。後手後手に回った戦で連敗続きであえなく沈没。思えば、1年前、総裁で勝利した時、なぜ解散して選挙を行わなかったか、今頃後悔の念に浸っているのではなかろうか。勢いのある時に勝負を仕掛けなかったタイミングの判断力、勝負勘の無さが今日の結果となったようだ。素人から見ても、確かに勝負勘が無いように思う。この勝負勘の無さは、コロナ対策にも垣間見える。戦時の総理としては先手先手を打てない総理では、この結果も致し方ないのかな。

 今日の報道で、菅さんが裸の王様になるここ1週間の経過が報道されていた。人事で失敗し更に解散権をも奪われたようだ。横浜市長選惨敗でとどめを刺されたのだろう。派閥の地盤が無く、風だけで総理になったのだから、風向きが変われば撃沈する。思えば運が悪い。お疲れ様でした、ということかな。

さて、以上までが最近までの菅さんが裸の王様になる経過なんだが、要するに政治家は選挙に勝つことが最大の目的のようなんだが、なんかおかしい気もする。選挙に勝たなければ議員にも総理にもなれないので選挙に勝つことは必須条件なんだが、手段と目的が逆転してしまっているようだ。菅さんは総理戦に負けるかもしれないと知るやあっさり降板の決意してしまったのだが、このことから菅さんには総理を継続してやりたい、やらなければならない目的、目標が無かったということのようだ。命を賭けてでもやりたい目的があれば、負けるかもしれないリスクの高い総理戦にも当然挑戦するはずだ。運よくなんとなくなってしまった総理の座、風向きが変ったのではやいとこ辞したほうが今後の為。そんな軽薄な処世術心理を国民や周りの同僚議員に読まれてしまったのだろう。

 とか、暇に任せていろいろおいらが詮索しても、どうということではないが、少なくともおいらのボケ防止には役立つかな。

総裁選の構図一変 岸田氏と河野氏出馬、石破氏も検討 - 日本経済新聞
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